レンタルカートのスキルは箱車で活かせるの?
前回、レーシングカートのスキルを箱車で活かせない!?という記事書いたけど、「レンタルカートも箱車に活かせないの?」って質問が読者の方からあってん。
レンタルカートは、レーシングカートのライセンスを持ってない人でも気軽に乗れるやつやで。自分のカートが必要なく、レーシングスーツも不要、すべてレンタルできるから今人気やねんで。
今回はこれについて答えていくで。
質問を頂いたこの読者の方は、レンタルカートでいつも走ってるみたいやわ。
レンタルカートのテクニックを箱車に活かせるところ
レンタルカートのテクニックを箱車に活かせるところは、レースでの抜き方とかブレーキングの仕方、荷重移動を知れることやで。
レースでの抜き方
レーシングカートは自分のカートじゃないという理由もあってレンタルカートのレースは結構アグレッシブやで…。つまり他のカートにガツンガツン当たれるってことやで。箱車で他の車を当てると大問題。マシンに多額のお金がかかってる分、みんな目の血相が悪くなるで。
レンタルカートは色んな抜かし方を試すことができるから、失敗してもスピンくらいで済むで。よっぽどじゃない限りカートが壊れることがないから抜かし方のスキルを磨くのには最適やねんで。
ブレーキングの仕方
カートのブレーキングは箱車に近いところがあるで。厳密にはちょっと違うけどロック率80%意識するのは同じ。これはブレーキングのときにタイヤがロックする寸前のグリップが美味しいところでブレーキングすることやで。レーシングカートはサスペンションがない分、このタイヤロック寸前を体で覚えやすいねんで。
レンタルカートは毎回カートの車体が代わりがちやから、タイヤのグリップ具合の違いを理解しそれぞれのグリップの運転の仕方ができるっていうのも箱車に乗ったときのメリットやで。
荷重移動を知れる
さっきも言った通り、レンタルカートにはサスペンションがないで。だから車体の動きがダイレクトに体に伝わってくるし、車体に伝えることができるねんで。一般的にレンタルカートのレスポンスは箱車の1/10と言われているで。
ブレーキを踏んだら前荷重になりハンドルを切りやすくなる、アクセルを踏んだ瞬間にハンドルを曲げたら後ろ荷重になり曲がりにくい。こういったことを簡単に理解できるのがレンタルカートのメリットやで。
レンタルカートで学べる最高の勉強法は・・
「箱者に乗りたかったらレンタルカートを雨の日に乗って練習せえ」これはプロレーサーが口を揃えていうねん。レンタルカートにはレインタイヤが用意されてないから、雨の日でもドライタイヤ(スリックタイヤ)で走らなあかんねんで。
一体これのどこが練習になるのか不思議と思うけど、タイヤと路面の状況を体で理解することがでるねんで。雨の日のレンタルカートはコーナーでは曲がらへんし、少しでも荷重がずれるとすぐスリップするし、一周を周るだけでも頭を使うねんで。うまくコースを曲がるなら車の動きを理解してないとあかんねんで。
多くの人はハンドルとアクセルで車を操ってると思ってるけど、プロレーサーの人たちはみんな、タイヤと路面の接地面の状況を常に理解してるねんで。
雨も降り方によって路面に水たまりができるから、運転の仕方も全然変わってくるで。この頭を使うって部分は箱車では物凄く重要なことでこれからの将来も決まってくるくらいやで。
雨の日のレンタルカートの運転に慣れてたら、箱車で時速200kmで走行中にタイヤが少し滑っても瞬時に対応できるし、タイヤのグリップの限界もビリビリ体に伝わってくるねん。これを「お尻センサー」って呼んでいる人もおるな。
このタイヤと路面の接地を感じる練習は雨の日が最適やねん。滑る感覚をしっかりコントロールできるようになったら、箱車でも活かせて誰よりも速く走ることができるで。
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